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一級施工管理技士の知識がRCCMで生きる!コンサルタント技術者の資格戦略

今回は、私がこの1年間取り組んできた「一級土木施工管理技士」の受験について、

そして次に目指している「RCCM(道路部門)」への意気込みを綴りたいと思います。

目次

二級・一級を同時に受験した1年

今年は、二級と一級の土木施工管理技士 一次試験を同時に勉強してきました。

正直なところ、二級は“滑り止め”のような位置づけで、絶対に落とせない試験でした。

とはいえ、しっかりと過去問を解き、要点を押さえたことで無事合格。

でも、本命はやはり一級。受験範囲は広く、記述式の出題や法規の知識も問われ

かなりの勉強量が必要でした。早朝や休日を使いながらコツコツと学習を続け、

直前期には模擬試験や問題集を徹底的にこなして対策。

結果として、合格点を確信できる手応えで試験を終えることができました。

ほぼ合格が確定している今、ホッと胸を撫で下ろしています。

「合格して当たり前」と思っていた二級に対して、一級に合格できた瞬間は達成感がまったく違いました。

本気で挑んだ試験だからこそ、自分の力が通用したという実感があります。

なぜ施工管理士を受けたのか?本当の目的は「RCCM」への土台づくり

ただ、ここで少し本音を言うと――

私はもともと、建設コンサルタントとして公共事業に携わる仕事をしています。

そこで、会社として入札要件に多く含まれている「RCCM(道路部門)」の資格取得が必要とされていました。

RCCMを取得するには、実務経験だけでなく、ある程度の専門知識も問われます。

特に道路設計や施工、品質管理、安全管理などの総合的な理解が必要です。

そのための“予備知識”として、一級土木施工管理技士の受験を選んだというのが正直なところです。

つまり、施工管理技士の資格を取得することが「目的」ではなく、「手段」だったわけです。

とはいえ、勉強を進めていくうちに、「施工管理士」という資格が実際の業務においても非常に役立つということに気づきました。

例えば、現場の施工管理に必要な工程管理、品質管理、安全対策などはコンサルタント業務でも無関係ではありません。

むしろ、発注者支援業務や監督支援業務においては、現場目線での管理能力が求められます。

その意味で、施工管理技士の知識と資格は、RCCMを受験するうえでも

コンサルタント業務を行ううえでも、大きな武器になると感じています。

RCCM取得に向けて:今年の本命資格

現在、私はRCCM(道路部門)の取得を目指して猛勉強中です。

この資格は、建設コンサルタントの分野では非常に重要で

実際に私の会社でも案件の入札条件として設定されることが多々あります。

RCCMを取得している技術者が所属しているかどうかで、入札の可否や加点評価に大きく関わることも珍しくありません。

そのため、RCCMの取得は「会社にとって」も「私個人にとって」も、大きな意味を持っています。

単に資格を増やすのではなく、

今後のキャリアパスや技術者としての価値を高めるうえで、まさに“本命”の資格なのです。

■ RCCM合格のための学習方法

一級施工管理技士の勉強で得た知識を活かしながら、以下のような対策を進めています。

  • 道路構造令や設計要領(第三者機関のマニュアル等)をベースにしたインプット
  • 技術的提案書や実務経験記述のドラフト作成
  • 過去の記述試験の分析と添削
  • 書類審査に通るための業務実績整理

特に記述式の試験においては、

RCCMでは「業務の本質をどう理解しているか」「技術者としての判断力や応用力があるか」が問われます。

単なる暗記では太刀打ちできません。

実務での経験に基づいたロジック構築、設問に対して明快に答える力

これは一級施工管理技士の記述対策とも通じる部分がありました。

各資格が担う役割と共通点

がこの1年間で痛感したのは、「資格ごとに求められる役割が異なるが、根底にある知識や考え方は共通している」という点です。

  • 施工管理技士 は「施工現場をいかに安全・確実に管理できるか」を問う資格
  • RCCM は「技術的な助言や設計・計画に関して責任を持てるか」を問う資格

方向性は異なるものの、共通して問われるのは「技術者としての総合力」です。

法律・基準の理解、安全意識、設計意図、コスト感覚、発注者とのコミュニケーション能力…。

これらをバランスよく持ち合わせていないと、どちらの資格も本当の意味で活かせません。

この一年間で、それぞれの資格の特性と、実務への応用の仕方が少しずつ見えてきた気がします。

資格取得のメリットとは?

実際に施工管理技士(特に一級)を取得してみて感じた資格取得のメリットは、大きく3つあります。

  1. 業務理解が深まり、実務の質が上がる
     普段の業務では見落としがちなルールや基準に触れることで「なぜその設計になっているのか」「何を重視すべきか」が見えてきます。
  2. 対外的な信用力が上がる
     資格は“技術者としての看板”になります。特に一級資格やRCCMは、取引先や発注者に対しても信頼を与える重要な要素です。
  3. キャリアの選択肢が広がる
     資格を持っていることで、技術士補や主任技術者、照査技術者などのポジションにも挑戦できるようになります。収入面や昇進にも好影響があります。

資格はゴールではありませんが、「成長の加速装置」としては非常に有効だと感じました。

最後に

一級土木施工管理技士に合格したことで、少し自信がつきました。

でも、今年の本命はあくまで「RCCM(道路部門)」です。

この資格に合格することで、私はコンサルタントとして一歩上のステージに進めると信じています。

施工管理士の知識はあくまで“土台”。それを使いこなしてこそ、真の技術者だと思います。

今年も残りわずか。最後まで全力で駆け抜けたいと思います。

同じように資格取得を目指す皆さん、一緒に頑張っていきましょう!

(愛徳コンサルタント株式会社)

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