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事務員から技術者へ
─ 主婦の私が測量の世界に飛び込んだ理由

会社のこと初出 二〇二五年七月|加筆修正 二〇二六年七月(スタッフ寄稿)

こんにちは。愛徳コンサルタントで働くパート主婦です。子どもたちの小学校入学を機に、家計の助けにと始めた事務の仕事。けれど時代の変化を感じるたびに、「このままで、将来やっていけるのだろうか」という不安がじわじわと芽生えてきました。これは、そんな私の小さな挑戦の記録です。

起 ─ AIが机の上の仕事を変えていく

机の上から、空の上へ

データ入力、請求書の作成、スケジュール管理──これまで人の手でやっていた事務作業が、AIやシステムに次々と置き換わり始めています。この流れはもう止まりません。仕事は「人にしかできないこと」へ移っていく。そう感じたとき、私は自分の働き方を見つめ直しました。それに、これから予測不能な社会を生きていく子どもたちに、親の私自身が新しい働き方へ柔軟に変わっていく姿を見せられたら──そんな思いもありました。

承 ─「女性でも活躍できる現場」に惹かれて

勤め先の測量会社では、ドローンを使った測量が導入されはじめていました。ドローンなら高所や足場の悪い場所でも安全に作業できて、効率的。社内でも「女性が活躍しやすい仕事」として注目されていました。それを知ったとき、「私も現場に出てみたい!」という気持ちが芽生えたのです。技術を身につければ年齢に関係なく長く働けるし、公共の仕事は景気にも左右されにくい。老後の備えとしても、悪くない選択のはずです。

転 ─ 不合格、そして寄り道の合格

まず挑んだのは国家資格の測量士補。育児・家事・パートの合間に、毎日1〜2時間コツコツと。しかし最初の年は、あと一歩のところで不合格でした。正直、落ち込みました。でも「やっぱり技術者になりたい」という想いは消えません。

落ち込んだ心を立て直すため、測量士補の勉強を続けながら、二等無人航空機操縦士(国家資格のドローン操縦ライセンス)にも挑戦しました。学科に実技に適性検査。不安だらけでしたが──結果は、合格! 失敗しても、自分のペースで前に進めばいい。回り道の合格が、それを教えてくれました。

結 ─ 机の上と、空の上と

いま私は事務の経験を活かしながら、少しずつ現場の仕事も覚えています。事務員だった私がドローンの国家資格を持っているなんて、数年前には想像もしませんでした。測量士補にも、もちろん再挑戦します。「これまでこうだったから」を、一つずつ書き換えていく──その面白さを、いま噛みしめています。

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