令和7年度の土地区画整理士試験(学科)を受験してきました。測量士として働く私が、なぜ「まちづくり」の資格に挑むのか。試験の仕組みと、受験当日のリアルな手応え──そして私の宿敵「ケアレスミス」との戦いを記録します。
土地区画整理士とは ─ まちを組み直す専門家
土地区画整理事業は、入り組んだ土地を道路・公園ごと再編成して、住みよい街区に組み直す事業です。その中核を担うのが土地区画整理士で、換地設計、減歩の計算、清算金の算定といった専門実務を担保する国家資格。受験には測量士などの関連資格か一定の実務経験が必要で、実務者に限定された試験です。
試験は学科と実地の二段階。学科の合格率はおおむね30〜40%、実地は20〜30%と言われますが、受験者がすでに測量士や技術士クラスの技術者であることを考えると、数字以上に歯応えがあります。
受験当日 ─「これは受かったな」と、油断禁物のあいだ
今年はまず学科に挑戦。解いている途中から「これは受かったな」と思える手応えがありました。自惚れではなく、法律や設計の分野が測量士の知識と重なる部分が多く、積み重ねてきた勉強がそのまま活きた、という実感です。問題を読みながら、気の早いことに来年の実地試験のことを考え始めていたほどでした。
ただし──私は昔からケアレスミスをしがちなタイプです。氏名の記入、マークのずれ、単位の見落とし。「解ける問題を、解けたのに落とす」ことほど悔しいものはありません。試験の最後の10分は新しい問題に手を出さず、見直しだけに使うと決めています。これは実務の検算にも通じる習慣で、資格試験は仕事の作法の鏡だなとつくづく思います。
なぜ挑むのか
この資格があると、区画整理事業で「専門家」としての信頼が高まり、事業提案の幅が広がります。測量・境界の知識に、換地・清算という「まちの再編」の知識が加われば、豊田市のまちづくりにもっと深く関われる──そう考えての挑戦です。実地試験の結果も、いずれこの便りでご報告します。
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