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一級土木施工管理技士は「通過点」
─ 本命RCCMへ、社長の資格戦略記

挑戦の記初出 二〇二五年(統合改稿 二〇二六年七月)

この1年、私は二級と一級の土木施工管理技士を同時に受験しました。二級は「絶対に落とせない滑り止め」、一級が本気の勝負。──でも正直に言うと、これすら通過点です。私の資格取得には、はっきりした戦略があります。その全体像をお話しします。

起 ─ なぜコンサルタントが施工管理の資格を?

石段はつづく ─ 二級・一級・RCCM・技術士
二級土木
一級土木
RCCM
技術士

建設コンサルタントの仕事は計画・設計・調査が中心で、施工管理技士の資格は必須ではありません。それでも受けたのは、「現場を分かっている設計者」になりたかったからです。設計や成果品の向こうで、現場では何が行われているのか。工程・品質・安全の勘どころを知っているかどうかは、発注者との協議のちょっとした用語の使い方に現れます。「この人は現場が分かるな」と思われるかどうか──そこが信頼の分かれ目だと感じていました。

承 ─ 二級で冷や汗、一級で手応え

勉強を始めた当初は「張り出し工法? 根入れ? 逆打ち工法って何?」という状態。それでも過去問を何年分も繰り返すうちに出題の意図が見えてきて、勉強そのものが楽しくなってきました。

ところが本番で誤算が一つ。二級の試験で、よりによって「測量」の問題が超難問だったのです。仕事で毎日測量をしている私が、測量の問題で一番迷うという皮肉(笑)。過去問にない切り口で、選択肢のどれも「ありそう」に見える。……結果は二級・一級とも無事合格でしたが、本職の分野ほど「知っているつもり」が危ないという、良い薬になりました。

転 ─ 本当の狙いは、RCCM

ここで種明かしです。施工管理技士は、それ自体が目的ではなく「手段」でした。本命はRCCM(シビルコンサルティングマネージャ)道路部門。建設コンサルタントの世界では、この資格の保有者がいるかどうかが入札の可否や加点評価に直結することが多く、会社にとっても私個人にとっても、まさに本命の資格なのです。

RCCMの記述試験では「業務の本質をどう理解しているか」「技術者としての判断力」が問われます。暗記では太刀打ちできません。一級で得た工程・品質・安全の知識を土台に、道路構造令や設計要領のインプット、実務経験記述のドラフト作成、過去記述の分析──と、約10か月計画で準備を進めています。数学より国語力が大事、というのが私の見立てです。

結 ─ その先の技術士へ

最終目標は、技術者の最高峰とされる技術士です。二級→一級→RCCM→技術士。石段を一段ずつ、確実に。資格そのものが偉いのではなく、登る過程で身についた知識が、翌日の現場と成果品の質を変える──それを実感しているから、私は今日も勉強を続けています。結果はまた、この便りで。

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