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【土地の測量は自分でできる?】費用を浮かせたいと思った時に知っておきたい事

「不動産屋さんに、『あなたの土地の面積を測る必要がある』と言われた」
「登記を自分でやってみたいけど、土地の面積ってどうやって測るのだろう」

このようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

土地の測量は業者が行うのが一般的ですが、「土地を測るだけなら、自分でやってコストを浮かせたい!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね

本記事は
「自分で土地面積を測る事はできるの?」
「測量を自分ですると何が大変?」
このような疑問にお答えします。

土地や登記の事でお悩みの方、測量方法でお悩みの方はぜひご覧ください。

目次

土地の測量が必要な理由

そもそも、なぜ土地の測量が必要なのでしょうか。
それは土地の面積、境界線を明確にし、権利関係を明らかにするためです。

土地を売る時の測量方法を「確定測量」といいます。
確定測量は業者に任せると約40〜50万円かかるため、費用面で大きな負担がかかります。

また、土地が市区町村の道路に面していた場合、役所に立ち会ってもらう必要があり、上乗せで2、30万円ほどかかる場合も。

自分で測量ができれば数十万円の費用が浮き、財布も痛くありません。

自分で測量をするには

測量をするには大きく分けて「機材の準備」と「知識面」があります。

まず土地の境界確定を行うには、土地の歴史を読み解き、境界がどこであるかを調べる必要があります。


具体的には、法務局や市町村の役所にある図面や登記記録等を調査し、必要なものは入手します。
ここまでは、専門家でなくてもできる人はいるでしょう。

調査の次に、現在の土地の現況を測量します。


ここで問題になるのが、現況の測量です。
測量を行うには、角度と距離を正確に測る必要があります。

測量で一般的に使われる機材には「トータルステーション」と「CAD」があります。

測量を行う機械である「トータルステーション」は、中古で購入しても10万円前後。
新品では数十万円と高額です。

また測量を計算するソフトウェアである「CAD」の費用も数万円かかり、大きな負担となってしまいます。

このように、測量で使う機材は購入ハードルが高いため、

1回土地の測量を行うだけでこれらを用意するのは、現実的ではありません。

このように測量は、実際に機材を使って角度と距離を正確に測る技術が必要です。境界確定を1回行うために勉強し機械を購入するのは費用対効果が悪いように思います。

測量が簡単にスマホでできるって本当?

最近ではスマホに測量のアプリをダウンロードできるものがあり、無料のアプリと有料のアプリがありますが、専門的な機能が使える有料のアプリの方が多いのが特徴です。

無料のアプリは、GPSを利用して面積や距離を測るアプリなどが多く、有料のアプリは夾角や距離、標高が算出できるものから、角度の単位変換や高さ計算ができる便利なアプリが揃っています。

アプリの種類の中には

  • 座標や面積、高低差の計測をするアプリ
  • 測量時に関数電卓を使わなければならない角度や斜距離の計算などができるアプリ

など様々なものがあります。あらかじめどんな機能が必要か具体的な内容を確認して、自分が欲しい数値が計測できるアプリを選ぶ必要があるのです。 よって、測量は機材の準備の面でも、知識や技術の面でも、初心者が測量を行うのはとても難しいことが分かります。

まとめ

法務局に境界確定(境界確定測量)を自分で行おうと相談をしに行ったが、相手にしてもらえなかった、という相談を何度もいただいております。

自分で境界確定(境界確定測量)を行うには、このようなハードルがあるため、相手にされないのです。

土地の面積を知るには、測量士や土地家屋調査士に依頼するのがおすすめです。
専門家に依頼をすると費用がかかってしまいますが、初心者が測量を行うのは難しいので、専門家に任せた方が安心です。

また測量のみならず、登記全般の業務サポートをしてくれます。
お悩みの方は、一度相談してみるとよいかもしれません。

(愛徳コンサルタント株式会社)

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