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失敗しない!DIY測量のステップバイステップ

測量とは、土地や建物の位置や高さを正確に測定し、地図や図面に表す作業です。

一般的には専門の測量士に依頼することが多いですが、DIYで測量を行うことも可能です。

自分で測量を行うことで、コストを削減できるだけでなく、土地や建物に対する理解を深めることもできます。

本記事では、初心者の方でも失敗せずに測量を行えるよう、基本的な手順をステップバイステップで解説します。

目次

ステップ1: 測量の基本を理解する

まずは測量の基本を理解することが大切です。

測量にはさまざまな種類がありますが、DIYで行う場合には以下の3つが基本となります。

  1. 水平距離の測定: 地面に沿った水平な距離を測定します。
  2. 高低差の測定: 土地や建物の高さや傾斜を測定します。
  3. 角度の測定: 物体間の角度や方位を測定します。

これらの測定を組み合わせることで、土地や建物の正確な位置や形状を把握することができます。

ステップ2: 必要な機材を揃える

測量を行うためには、いくつかの基本的な機材が必要です。以下は、DIY測量でよく使用される機材のリストです。

  • メジャーまたは巻尺: 水平距離を測定するための道具です。長さは30メートル以上のものが望ましいです。
  • レーザー距離計: より正確に距離を測定するための道具です。高価なものもありますが、DIY用の手頃な価格のものもあります。
  • レベル(水平器): 高低差を測定するための道具です。簡単なものでは水準器やレーザーレベルがあります。
  • トランシットまたはセオドライト: 角度を測定するための道具です。これも高価なものがありますが、DIY用の手頃な価格のものもあります。
  • 測量ポールまたはマーカー: 測定点を示すための道具です。目立つ色のものを使用すると便利です。

ステップ3: 測量計画を立てる

測量を行う前に、しっかりとした計画を立てることが重要です。以下のポイントを考慮して計画を立てましょう。

  1. 測定対象の範囲を決定する: 測定したい範囲を明確にしましょう。例えば、庭の一部を測量するのか、敷地全体を測量するのかを決めます。
  2. 測定ポイントを設定する: 測定するポイントを事前に決めておきます。ポイント同士が見通せるように配置することが大切です。
  3. 測量の順序を決める: どの順序で測量を行うかを決めておきましょう。効率よく測量するためには、順序をしっかりと決めておくことが大切です。

ステップ4: 測量を実施する

計画が立てられたら、実際に測量を行います。ここでは、水平距離の測定、高低差の測定、角度の測定の手順をそれぞれ説明します。

水平距離の測定

  1. 測定点を設定する: 測定したいポイントに測量ポールやマーカーを設置します。
  2. メジャーや巻尺を使用する: 測定点間の距離をメジャーや巻尺で測定します。メジャーを地面に沿ってまっすぐに引き、距離を確認します。
  3. レーザー距離計を使用する: より正確に測定したい場合は、レーザー距離計を使用します。レーザーを測定点に向けて照射し、距離を計測します。

高低差の測定

  1. レベルを設置する: 測定点にレベルを設置します。水準器を使用する場合は、気泡が中央に来るように調整します。レーザーレベルを使用する場合は、水平な位置に設置します。
  2. 標尺を使用する: 測定点から別のポイントまでの高さを測定するために、標尺(測量ポール)を使用します。レベルから標尺までの高低差を確認します。
  3. 複数のポイントを測定する: 高低差を測定したい複数のポイントを順番に測定し、結果を記録します。

角度の測定

  1. トランシットまたはセオドライトを設置する: 測定点にトランシットまたはセオドライトを設置します。水平器を使用して、機器が水平になるように調整します。
  2. 目標物を照準する: 測定点から目標物に向けて照準します。目標物が見えるように、視野を調整します。
  3. 角度を測定する: 照準した目標物までの角度を測定します。測定した角度を記録します。

ステップ5: 測量結果を記録し、図面を作成する

測量が完了したら、測定結果を整理し、図面を作成します。以下の手順で行いましょう。

  1. 測定結果を整理する: 測定した距離、高低差、角度などのデータを整理します。エクセルなどのスプレッドシートを使用すると便利です。
  2. 図面を作成する: 測定結果をもとに、図面を作成します。手書きでも構いませんが、CADソフトを使用するとより正確な図面を作成することができます。
  3. 確認と修正: 作成した図面を確認し、必要に応じて修正します。測定結果に誤差がないか、図面が正確に描かれているかを確認しましょう。

ステップ6: 最終確認とフィードバック

最後に、測量結果を最終確認し、フィードバックを行います。以下のポイントに注意しましょう。

  1. 最終確認: 図面や測定結果を再度確認し、誤りがないかをチェックします。特に、重要なポイントや基準となる測定点については、慎重に確認しましょう。
  2. フィードバック: 測量の過程で発見した課題や改善点を記録します。次回の測量に活かすために、どの部分で問題が発生したか、どのように対処したかを整理しましょう。
  3. 共有と保存: 測量結果や図面を関係者と共有し、必要な場合はデジタルデータとして保存します。保存することで、将来的な参照や比較が容易になります。

まとめ

DIYでの測量は、初めて行う場合には難しく感じるかもしれませんが

基本的な手順を理解し、正確に実行することで、プロのような結果を得ることができます。

自分の手で土地や建物を測量することで、新たな発見や理解を深めることができるでしょう。

本記事を参考に、ぜひDIY測量に挑戦してみてください。

(愛徳コンサルタント株式会社)

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