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令和4年度 流域保全総合治山事業 第1-2号調査・測量・設計業務 

2022/8月

数年ぶりに治山事業を受注しました。現場で初回打合せを行ったのですが、車のタイヤが山道でハマってしまって数時間かけて脱出しました。

目次

業務の概要

発注者 豊田加茂農林水産事務所

受注者 愛徳コンサルタント株式会社

  • 渓間工測量 0.47Km
  • 設計業務 1式
  • 調査業務 (立木調査)1式

※現場位置図 愛知県豊田市稲武町地内

治山事業とは

測量と言えば、専門的な資格を持った測量士によってその土地の位置や面積、形状などを測る作業の事を言います。

都市や街を造るために土地の広さや起伏を測ったり、位置関係を明らかにしたり、地図を作ったり、道路や河川の計画を実施したりすることを目的としています。開発行為を行う為に必ず必要な測量業務なのですが

今回の測量現場である治山事業とは、保安林を守り育てることによって、山崩れなどの山地災害から住民の生命・財産を守ることや森林が持つ水源のかん養機能をを高めたり、さらには緑豊かな生活環境の保全・形成等を目指している事業です。

豊田市は愛知県全体の17.8%を占める広大な面積を持つまちです。市域のおよそ7割を占める豊かな森林、市域を貫く矢作川、季節の野菜や果物を実らせる田園が広がる、恵み多き緑のまちです。皆さんの豊かな生活の実現のために欠かせない政策なのです。

今回の治山事業は愛知県豊田市の北東に位置し、長野県・岐阜県と県境を 接する稲武地区です。

山林での作業は情報が少ない中での測量はただでさえ時間がかかってしまいますので数日間かけての業務になります。

しかも山には危険がいっぱい!!今後の作業の為に記録として書き留めておこうと思いました。

今回の作業は真夏の8月、整備の行き届いていない山林での作業は一苦労でした。近年は、安全に関する規則が厳しく変わってきたことで安全対策は万全にしながら日頃の業務を遂行しているのですが

一歩山の中に入って作業をすると、想定外なところに災害のタネが転がっていることがあります。

現場の写真

現場写真1

久しぶりの山の中での測量作業だったので、この当りで思いっきりコケて水浸しになりました。

真夏の湿気で足元が滑りやすくなっていて大変でした。

現場写真2

こんな険しい道を重い機械を背負って何キロも歩きます。

僕の同僚も汗で前が見えない程必死で歩いていました 笑

現場写真3

ここに常固ブロックを設置する予定です。その為に正確な地形を図化します。

山の中での作業の注意点

 山の中は足場が悪いだけではなく、危険生物に遭遇する恐れがあります。むしろ常に囲まれている状態であると言っても過言ではありません。

例えば、クマ、イノシシ、スズメバチ、マムシ、マダニ、ツツガムシ、毛虫、ヤマビル、アブ、ムカデ・・・という具合に、ざっと思いつくだけでもこれだけ挙げることができます。人間を死に至らしめることができるような生物ばかりです。これらの生物はいつ我々に攻撃を仕掛けてくるかわかりません。

特に今の時期はスズメバチが一番狂暴になる時期ですので羽音がしたら身構えておく必要があるのですが

それ以外にもブンブンと大きな羽音を立てている大きな飛行生物が多く飛び回っていました!!

大きなアブが私たちが作業する中、飛び回るのでそれがスズメバチなのか作業に集中できなかったり、途中で中断させたりと、測量前に現地調査をしたのにも関わらず作業しなくては見えてこない事が1日目にしてありました!!

怪我もなく無事に帰ってこられて良かったです。

想定外のアクシデント

現場作業中にトータルステーションが急に電源が入らなくなった。

測量作業に必須の「トータルステーション」がまさかの故障。2時間かけて現場に行って、何もせずにそのまま帰って来ることになりました。


これこそ時間の無駄。けどこればかりは想定出来なかった。直ぐにトータルステーションを修理に出しました。

(愛徳コンサルタント株式会社)

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