「測量会社が、なぜ個人情報保護の認証を?」──実は測量・補償の仕事は、皆さんが思う以上に個人情報のかたまりを扱っています。当社がプライバシーマーク(Pマーク)の取得を決めた理由と、半年がかりの取得までの道のり、そして発注者の皆さまに知っておいてほしいことをまとめました。
起 ─ 測量・補償は個人情報のかたまり
用地測量や補償調査では、土地所有者の氏名・住所はもちろん、建物の間取りや権利関係まで、関係者の個人情報を取得しなければ業務が進みません。国土交通省からも補償コンサルタント業界に対して、個人情報の適切な取り扱いについての注意喚起が出されています。情報を集めること自体が仕事の一部である以上、守る仕組みも仕事の一部であるべきだ──それが取得を決めた理由です。
承 ─ 半年がかりの取得道中
Pマークは、個人情報保護の体制が国内基準(JIS Q 15001)を満たすことを第三者が認証する制度です。取得には社内規程の整備、全社員の教育、書類の保管や持ち出しルールの構築、そして審査──当社の場合、約半年と、決して安くない費用がかかりました。正直、書類の山との格闘です。それでも、この過程で「情報がどこで生まれ、どこに保管され、いつ廃棄されるか」を全部棚卸しできたことは、会社の体質改善そのものでした。
転 ─ 発注者の皆さまへ ─ 受託者のPマークをご確認ください
ここは声を大にして言いたいところです。補償業務や用地測量を外部委託する場合、受託者側で個人情報の漏えいが起きれば、発注者も責任を問われかねません。委託先がPマークを持っているか、契約書に個人情報の取り扱いルールが明記されているか──この確認は、発注者ご自身を守る手続きでもあります。個人情報の取得にあたっては、①目的を示して同意を得る、②必要最小限しか集めない、③安全に保管する。当社はこの原則を認証つきで運用しています。
結 ─ 信用は、見えない仕事でできている
Pマークの維持には毎年の運用と定期的な更新審査が必要で、取ったら終わりではありません。測量の成果と違って、個人情報保護はうまくいっているときほど誰の目にも見えない仕事です。それでも、お客様に「愛徳なら安心して任せられる」と言っていただくための土台として、これからも磨き続けます。
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