八月の便りに書いたインフラ調査士 実務(二次)試験の受験記、その答え合わせです。九月、橋梁(鋼橋)・橋梁(コンクリート橋)の二部門とも合格の通知が届きました。効いた対策は受験記に書いた三本柱──倫理規則の暗記・レポートを見ずに語る練習(AI模擬面接)・打音の感覚──に尽きます。合格のご報告と対策の振り返り、そして次の挑戦の話。
合格通知が届いた ─ 二部門とも
九月、インフラ調査士の合格通知が届きました。受験したのは橋梁(鋼橋)と橋梁(コンクリート橋)の2部門。結果は、二部門とも合格でした。
受験記には「受かっているのではないか」と書きました。とはいえ手応えと結果は別物で、通知を確かめるまでは落ち着かないものです。二部門ぶん並んだ「合格」の文字を見て、ようやく肩の力が抜けました。
答え合わせ ─ 効いた対策は三つ
結果が出たので、受験記に書いた対策を「合格につながった対策」として言い直せます。要点は次の三つでした。
- 倫理規則の遵守事項6項目を暗記する面接で実際に、6項目のうち2つを何も見ずに挙げるよう求められました。当日の張り紙頼みにせず、受験前に覚えておくべきものです。
- 提出レポートを見ずに語る練習面接中はレポートの閲覧ができません。生成AIに面接官役をさせる自作のAI模擬面接で練習したところ、本番の質問は模擬とほとんど同じでした。
- 打音の感覚をつかんでおく実技講習は5分ほどで、そのまま本番へ。健全部と浮き部の「音の違い」を体で知っているかどうかの勝負です。
とくにAI模擬面接は、合格という結果が出たいま、胸を張っておすすめできます。提出したレポートをAIにだけ持たせ、自分は何も見ずに口頭で答える──本番と同じ条件を、机の上で何度でも再現できる練習法です。当日の流れや倫理規則6項目の中身は受験記に詳しく書きましたので、これから受ける方はそちらをご覧ください。
鋼橋とコンクリート橋 ─ 二部門そろえた意味
橋は大きく分けて、鋼の橋とコンクリートの橋。材料が違えば傷み方も違い、見るべき場所も違います。鋼橋なら腐食や亀裂、ボルトのゆるみ・脱落。コンクリート橋ならひび割れ、うき、剥離・鉄筋露出。どちらか片方だけでは、現場で出会う橋の半分しか語れません。
部門ごとに提出するレポートも面接対策も二部門ぶんで、準備は正直重くなりますが、両方そろえてはじめて「橋を一通り見られる」ことになります。橋梁点検・非破壊検査を掲げる会社として、看板の裏付けがまた一つ増えました。
九月は挑戦がつづく
来週には、道路橋点検士の再戦が控えています。初陣は実技で散り、自作アプリを秘策に臨む再挑戦──勝っても負けても書くと約束したとおり、結果はまたこの便りでご報告します。
インフラ調査士も、これで終わりではありません。後期試験ではトンネルと道路工作物(付帯施設)の2部門を受験する予定で、いままさに勉強中です。橋の上も、下も、そして中も。インフラの調査・点検の守備範囲を、一段ずつ広げていきます。
※本記事は筆者個人の受験体験(2026年)に基づくものです。試験の構成・内容・運用は変更される場合があります。最新の情報は必ず一般社団法人 日本非破壊検査工業会の公式サイト・受験案内でご確認ください。
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