七月の便りで「絶対に合格できる」とまで書いた土地区画整理士の実地試験、受けてきました。結果はまだ出ていませんが、手応えを正直に書けば──おそらく、落ちました。敗因は二つ、はっきりしています。問題2の経験論文に時間を掛けすぎたこと。そして確実に取るはずだった問題3の計算問題が、過去問とまるで違う形式で出たこと。恥を忍んで、教訓ごと記録しておきます。
当日の顛末 ─ 三つの問題、明と暗
まず、良かった方から。問題1の必須の計算問題は、パーフェクトに解けました。学習サイト「過去問道場」の数値ランダム切替で「何度解いても初見」の稽古を積んだ成果がそのまま出た、あのサイトのおかげと言い切れる出来です。ここまでは筋書きどおりでした。
狂い始めたのは問題2の経験論文から。RCCMで鍛えた論文の型があるから心配ない──挑戦宣言の記事にそう書いた、その得意分野で時計が溶けました。型があるから、書ける。書けるから、もっと良く書きたくなる。顔を上げたときには、残り時間が、残りの問題に見合わない量になっていました。
そして問題3の計算問題。換地計算・画地計算は稽古を積み、「ここは確実に取る」と決めていた得点源です。ところが問題を開いてみれば、出題のスタイルが過去問とまるで違う。数値が変わっても解けるようにはしてありましたが、形そのものが変わった問題に、残り少ない時間で食らいつく力は残っていませんでした。全く、解けませんでした。
敗因の整理 ─ 時間への無警戒と、傾向への過信
敗因の一つ目は時間配分です。解き始める前に全問を見渡して持ち時間を割り振ることをせず、頭から全力で書き始めました。宿敵ケアレスミスに備えて「最後は見直しに使う」と決めていた時間も、当然残りませんでした。
二つ目は過去問への過信です。数値ランダムの稽古は、正確に言えば「同じ形式の初見」への備えでした。問題1のように傾向どおり出れば無敵ですが、問題3のように形式ごと変われば、途端に足場がなくなります。解法を手順として覚えるだけでなく、なぜその計算になるのかという理屈から理解しておくべきでした。理屈が分かっていれば、形が変わっても食らいつけたはずです。
教訓 ─ これから受ける方へ
結果がどうであれ、この失敗はこれから受ける方への教訓として残せます。要点は三つです。
- 解き始める前に、全問を見渡して持ち時間を割り振る配点と分量を確かめて、問題ごとの持ち時間を先に決めてから筆を持つ。私はこれをせず、頭から全力で書き始めました。
- 論文には「上限時間」を切る書ける人ほど書きすぎます。決めた時間が来たら、未練があっても筆を置いて次へ。論文の上積みより、他の問題の白紙の方がずっと重い。
- 過去問の傾向は「続くとは限らない」と疑っておく過去問稽古は、問題1のような王道の出題には最強です。ただし形式が変わる年もある。解法の理屈まで掘って理解しておくことが、唯一の保険です。
結果はまだ ─ それでも、書いておく
合否は発表を待つほかありませんし、問題1と論文を書き切った以上、望みが消えたと決まったわけでもありません。ただ、この便りの挑戦の記は負け戦も書く流儀です。景気のいい報告だけ並べるより、しくじりの記録の方が、次に受ける誰かの役に立つと思うからです。発表が出たら、どちらの結果でもまたご報告します。
二年越しの完結を宣言した挑戦です。もし今年がだめでも、来年は「時間配分」を最初の武器に、理屈から鍛え直した計算をもう一度持って行きます。稽古場は変えません。問題1をパーフェクトにしてくれた実績は本物ですから、来年に向けて、今年も過去問道場でがっつり鍛え直します。
○×○ 過去問道場 土地区画整理士の過去問演習サイト ─ 換地・画地計算は数値ランダム切替で毎回初見の稽古。問題1のパーフェクトは、このサイトの稽古の賜物でした 腕試しに行く ─※運営とは何の関係もない、ただの一利用者です。三たびのご紹介になりますが、それだけ世話になっているということで。
※本記事は筆者個人の受験体験(2026年)に基づくものです。試験の構成・内容・運用は変更される場合があります。最新の情報は必ず一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイト・受験案内でご確認ください。
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