以前この便りで「一級土木施工管理技士は通過点、本命はRCCM」と書きました。その本命に、合格しました。令和7年度のRCCM資格試験・道路部門。二月末の合格発表で自分の番号を見つけ、三月十五日付で登録。資格の石段の、いちばん欲しかった一段にようやく旗を立てた話です。
RCCMとは ─ 入札の土俵に立つための資格
RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)は、建設コンサルタント業務の管理技術者・照査技術者の要件として認められている技術者資格です。公共の調査・設計の世界では、この資格を持つ技術者がいるかどうかが入札の可否や評価点に直結します。だから会社にとっても私個人にとっても本命。令和7年度の合格率は34%ほどで、近年は難化傾向と言われています。
試験の中身 ─ 論文二本を、キーボードで書く
いまのRCCM試験はテストセンターで受けるCBT方式。前半・後半あわせて4時間超の長丁場で、択一(一般知識・基礎技術・専門技術)に加えて、業務経験論文と管理技術力論文の二本を原稿用紙ではなくキーボードで書きます。私の準備はこんな具合でした。
- 択一は過去問の周回平成27年度まで遡って解くと、出題の癖がはっきり見えてきます。
- 業務経験論文は第4稿まで書き直し自分の業務を「課題と対応」の形に組み直す作業は、そのまま仕事の棚卸しになりました。
- 管理技術力論文はテーマを6本仕込む社会インフラの維持管理、ICT利活用、カーボンニュートラル、人材育成……どれが出ても書けるように用意して、第三者の添削も受けました。
土地区画整理士の記事で白状したとおり、私はケアレスミスをしがちなタイプです。書き直しのきくキーボード入力は、手書きよりむしろ私向きでした──とはいえ論文二本は、終わってみればあっという間の、時間との勝負です。
合格、登録、そしてもう扉が開いた
二月二十七日の合格発表、三月十五日の登録。名刺に一行増えただけ、と言えばそれまでですが、この一枚はすぐに働き始めました。五月に受講した道路橋点検士技術研修会は、橋梁点検の実務経験がない私がRCCM保有を理由に受講資格を得たものです。以前「資格は次の挑戦への入場券」と書きましたが、ほんとうにその通りになりました。
石段はつづく ─ 次は「鋼構造及びコンクリート」
RCCMは部門ごとの資格です。道路部門の次は、橋やトンネルなど構造物そのものを対象にした鋼構造及びコンクリート部門に挑むと決め、願書ももう整えました。道路の上の仕事だけでなく、道路を支える構造物まで守備範囲にする──九月の道路橋点検士への再戦とあわせて、インフラ維持管理の布陣を厚くしていきます。
そしてその先には、石段の頂上、技術士が待っています。登る過程で身についた知識が、翌日の現場と成果品の質を変える。それを信じて、今日も一段ずつ。結果はまた、この便りでご報告します。
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